青年会議所とは
日本全国692の地域に約3.3万人の『修練』『奉仕』『友情』という三信条のもと、率先して行動する仲間がいます。
半世紀以上も前から時代は変われど『明るい豊かな社会』の実現を目指す指導者たらんとする青年団体、それが青年会議所(JC)です。
メンバーは…
国籍・人種・性別・職業・宗教の区別無く、20歳から40歳までの志の高い青年経済人によって構成されております。
青年会議所の始まりは…
1949年『日本はこの先どうなるのだ!?』という今以上に混沌とした戦後の時代背景の中、全国各地で志ある若者たちが立ち上がり、青年会議所運動は始まりました。そして1951年、全国各地で活動していた青年会議所が集まり日本青年会議所(日本JC)を創設。以来、日本の青年会議所運動の枢軸として各地の青年会議所と連携し活動を展開しております。
世界中に広がる青年会議所…
日本青年会議所は国際青年会議所(JCI:Junior chamber International)の一員です。国際青年会議所は世界100カ国・20万人以上、OBは250万人以上という組織です。
アメリカ42代大統領ビル・クリントン、第7代国連事務総長コフィー・アナン、フランス第5代首相ジャック・シラクも青年会議所のOBです。その他多くのメンバー・OBが世界中にいます。
青年会議所の特性
青年会議所には、品格ある青年であれば、個人の意志によって入会できますが、20歳から40歳までという年齢制限を設けています。これは青年会議所が、青年の真摯な情熱を結集し社会貢献することを目的に組織された青年のための団体だからです。会員は40歳を超えると現役を退かなくてはなりません。この年齢制限は青年会議所最大の特性であり、常に組織を若々しく保ち、果敢な行動力の源泉となっています。
各青年会議所の理事長をはじめ、すべての任期は1年に限られます。会員は1年ごとにさまざまな役職を経験することで、豊富な実践経験を積むことができ、自己修練の成果を個々の活動にフィードバックさせていけます。
青年会議所におけるさまざまな実践トレーニングを経験した活動分野は幅広く、OBも含め各界で社会に貢献しています。たとえば国会議員をはじめ、知事、市長、地方議員などの人材を輩出、日本のリーダーとして活躍中です。
青年会議所の基本理念
青年会議所は活動の基本を「修練」「奉仕」「友情」におき、会員は「明るい豊かな社会を築き上げる」ことを共通の理想としています。また、会員相互の啓発と交流をはかり、公共心を養いながら、地域との協働により社会の発展に貢献することを目的としています。
全国のメンバーが、自らが暮らすそれぞれの地域から、国を考え、世界を見つめています。
綱領
JC綱領は、JCメンバーの意志を統一し、日本青年会議所のあり方を再認識するため1960年に日本独自のものとして制定されました。
この綱領には、青年会議所としての理念を確立し、JCメンバー個々人の運動目標を明確に位置づけたものです。
1960年12月 日本青年会議所 総会で採択
JC宣言
JC宣言は、綱領と並ぶJCメンバーの目指すべき基本としてあげられ、混沌( エネルギーが充満したニュートラルな状態)から、切り拓き、そして率先して行動することがJCの使命であり存在意義であるとしています。
この宣言は、時代に即した宣言とするため2001年10月に改訂され現在の宣言となりました。 全国の青年会議所は、JC綱領を基にJC宣言によって社会との約束を行い、「明るい豊かな社会」という目標に向って行動しています。
2001年10月 日本青年会議所 第109回通常総会で採択
JC三信条
『三信条』は、1950年5月1日に、現在の日本青年会議所の全身であるJC懇談会の中で、JC運動の行動綱領としてこの三信条が採択されました。翌1951年日本JC創立総会(東京)にて定款に「三信条」を掲げました。
この三信条の意は、JC運動とは、若い人々が集まって自己啓発・修錬を行なう場であり、培われた力を用いて地域社会にサービス(奉仕)する事である。そして、そのトレーニング・サービスを支える力として、会員全員、同士を貫くフレンドシップ(友情)がある。というものです。
修錬 TRAINING(トレーニング) | 個人の修練 地上最大の宝は個々の人格にあり |
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奉仕 SERVICE(サービス) | 社会への奉仕 社会への奉仕は人生最大の仕事である |
友情 FRIENDSHIP(フレンドシップ) | 世界との友情 友情は国家主権に優先する |